わが地域に約300年前に建てられた神社がある。
「三渡神社」だ。
その由来は、まさに水や雲やお日様など自然を敬う神として
村人たちが建てたらしい。
この社は、地域の名主の寄進によって建てられたらしい。
それ以前は、社はなく祠だけだったようだ。
廻番で今回世話人の役が回ってきた。
祭礼の準備について神主と総代から縷々説明があった。
一通り説明が終わったあとナオライが始まった。
総代の一人が神主に
「俺は寺の総代もやっている。神社と寺の両方というのが気になってしょうがない。」
と問う。
神主が個人的見解と前置きして
「神社は宗教ではなく、『慣わし』だと考えて下さい・・・・云々」
場が盛り上がってその後の言葉が聞き取れなかったが
「天皇・・・・憲法・・・・・」とかいう言葉が聞こえてくる。
神社がいつの間にか人々を支配した国家の道具になったことを
神主はちゃんと説明したのだろうか。
300年前、この神社は村人が自然を敬う慣わしとして建てたもので
もっと大らかで村人の暮らしそのものだったと思う。