格差の広がりを実感する毎日が続く。
税金の相談会で申告書の欄に収入を記入する。
兼業農家の場合多くが赤字。
数年前までは、小規模で米だけ作っていても黒字の農家がかなりあった。
しかし、1㌶以下で黒字になるケースはほとんどない。
そして、年金と給与収入を記入する。
ここで「歴然たる格差」に出くわす。
まず、年金受給者。
多くが国民年金だけで「所得ゼロ」。
妻の年金とあわせても多くて150万円程度が大方。
しかし、年金受給者でも申告者本人だけで200万円を超える人もいる。
次に給与がある兼業農家。
これはもっと凄まじい。
上場企業に勤めていれば40歳代で700万円を超えるのがザラ。
一方、地元の零細企業に勤めていればよくて400万円前後。
こうした農家が、農業経営が赤字でも農業を続けている。
これらの農家がいま日本の「食と環境」を守っている。
これらの農家を切り捨てたのでは、日本の未来は危ない。