成田着。
早速、ヤマトの窓口へ。
「どうなってますか。私のスーツケース」
「ここではわからないですね」
「荷物を出された営業所に確認してください」
「ええ、またそれかよ」
マンチェスターで買ったスーツケースを預けて
二本松の営業所に電話。
「すみません。まだ、見つからないんです。現地でお買い上げのレシートお持ちですね」
「はい」「明日以降おいでいただければ精算します」
「私のスーツケースはどうなるんですか?」
「現金での精算ということになります」
「それ、おかしいでしょ。私のスーツケースは唯一無二のものですよ。
それを金だけで解決はありえないでしょ。見つかるまで「示談書」には
サインしません」
「はあ、・・・」「見つかったら連絡ください」「はあ・・・・」
それから3日後。
「スーツケース見つかりました。明日お届けします。お買い上げの金額は
口座に送金します。」
自宅には幾重にも梱包されたスーツケースが戻ってきた。