大江健三郎氏が述べた「侮辱」に少々違和感があった。
「侮辱」を「侮蔑」に変えると
なんとなく、落ち着きがいい気がする。
最近、「私たちは、侮蔑のなかに生かされている」というように
言い換えている。
では、その侮蔑を紹介しよう。
「安全神話」と政府中枢の「無能」さ2011年3月16日午前8時、福島市内で20μs/hを観測。
専門家は、すぐに健康に影響が出るレベルではないと指摘。
文科省は、浪江町3箇所で15日夜に195μs/h〜330μs/hを測定と発表。
これに対し、枝野官房長官は、
「専門家の分析によると、直ちに人体に影響を与えるような数字ではない」と述べた。
開発に30年、100億円以上の開発費用と年間7億円の維持運営費が費やされた
SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)は、
国民には公表されず、米軍にはしっかりと提供されていた。
原発事故が起これば、現地対策本部に13省庁から45人が現地に赴くことになっていた。
しかし、5省庁26人しか来なかった。
2011年3月12日午後3時36分1号機爆発。
「5時半に菅さんの執務室のテレビでみてびっくりしちゃった」
(東電・武黒フェロー 技術名誉職)と語った。