尖閣諸島をめぐる中国との諍い。
「夜中に大使を呼び出すなんて許せない」
父は、今の状況が悔しくて眠れないという。
マスコミも冷静な対応などと言っているが
前原外相の「毅然」とした態度がいい・・・・などとノタマワル
コメンテイターの発言を垂れ流している。
中国との諍いに直面するたびに
ヴァイツゼッカードイツ大統領の「終戦40周年記念演説」が
脳裏に蘇る。
心に刻みつづけることがなぜかくも重要であるかを理解するため、
老幼たがいに助け合わねばなりません。また助け合えるのであります。
問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはあ
りません。後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはま
いりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となりま
す。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやす
いのです。
われわれのもとでは新しい世代が政治の責任をとれるだけに成長してまいりました。
かつて起こったことへの責任は若い人たちにはありません。
しかし、歴史のなかでそうした出来事から生じてきたことに対しては責任があります。