叔父が倒れて、今年の田んぼの管理をどうするか・・・・
長男が田んぼは荒らしたくないとのことなので
近くの農民連会員に頼みのいく。
「代掻きと田植えぐらいはいいが、全部はできねぇな」
「じゃ、その作業だけでもお願いします」
ということで落ち着いた。
家へ戻ろうとすると妻から電話。
「たいへんなことになっているから、早く戻ってきて」
家の中に入ると
父が「苗をまき直す。こんな苗じゃ、恥ずかしくて植えらんに」
私が叔父の田んぼの段取りで走り回っているときに
父は、育苗培土と種籾を手配。
久方ぶりにカァァアアと血が上った。
「・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・」(文章にできない)
売り言葉に買い言葉が続く。
「絶対まき直しはしない」
そう、言い捨てて二階にあがる。
妻が追いかけてきて
「説得してこいっていってるけど・・・・」
「放っておけ・・・・」
一応まき直しは阻止。
昼頃になって、苗はますます青々としてきた。
父 「これでうまくいったら、謝る」
私 「謝るより、黙ってて」