会津路を走る。
いつもなら、雪の下でじっと春を待つ
ふきのとうが田んぼの畦に顔を出している。
会津農民連総会。
農民たちの苦悩が続く。
「どうしたら地域に存在感のある組織になるか」
「支部を中心にした活動といってもイメージがわかない」
二本松での税金計算会。
農民たちの賑やかな声があふれる。
農民の苦悩はそう大差ない。
賑やかな声は女性たちだ。
「じいちゃんの控除はなんぼだっけ」
「専従者でなんぼ引ける」
男たちよ、もっと女たちに頼ろうではないか。
自分も楽になるし、社会の進歩が加速するはずだ。