東京農大の学生さんたち9名と宮城農民連女性部6名を
原発被災地へ案内した。
9:00 東和道の駅出発
遊きの里のお弁当を積み込む
9:30 川俣町 山木屋地区の除染現場
ゴルフ場作成かと思うほど山肌がむき出しになっている
これが山林の除染か?
取り除いた土が入った黒いトランスバックがいたるところに山積だ。
果てしない作業であり、膨大な量の廃棄物だ。
果たして、人が住めるのだろうか。
10:00 浪江町へ入るゲート。
警備員が近づいてくる。
「通行証、皆さんの身分証明書を確認させていただきます」
バスへ警備員が入ってくる。
バス内に緊張が漲る。
10:15 浪江町津島地区。
人の気配が全くない。音のない町。
原発で暮らしが途絶された町。
線量 5μ㏜。
馬場町議宅。線量 15μ㏜。
雨どいにキノコが生える。
あれから3年。時はとまったまま。
10:45 請戸地区へ。
立ち入りが制限されているために、通行する車両はダンプのみ。
しかし、半年前と何の変化もない。
誰かが呟く。「どこにも希望がみえない」
請戸小学校へ。
下駄箱に靴がそのまま。
ここから2㎞も2年以上の生徒77名と教職員が
走って逃げた。犠牲者ゼロ。
11:15 浪江駅に立つ。
錆びた線路がまっすぐ伸びる。
電車はいつ来るのか。
自転車置き場は、あの時のまま自転車が放置してある。
12:00 道の駅南相馬で昼食。
13:20 常磐道 南相馬から高速にのる。
無料である。
14:00 相馬港へ。松川大橋は工事用車両だけが走っている。
津波で流された住宅地の基礎もすべてきれいに片付いている。
そのきれいさに「暮らし」が戻る気配はない。
14:30 野馬土へ。
直売所で買い物。三浦君からここの概要説明を受ける。
16:00 霊山のアイスクリームを味わう。
16:30 霊山電気牧場へ。
17:10 東和道の駅に戻る。
全身に力が入らない。何だろうこの気だるさは・・・・・。
自宅に戻ってもポッカリと体に穴が開いたままだ。