12月12日、午前11時。
バス4台。160名。
福島を朝6時に出た、わが農民連会員が
続々と国会議員会館前に到着。
出迎える私も何か誇らしいものを感じる。
緊張した表情が清々しい。
国会議員面会の受付。
少々手間取ったが、722名の衆参国会議員全員に申し入れを行う。
ー福島からきました。この申し入れアンケートにお答えください。
多くが秘書対応。「後でご連絡します」
ー福島の実態をちゃんとわかってほしいの。
昼過ぎ、申し入れを終えた会員が
食堂に三々五々集まって来る。
どこか、ホットした表情。
午後1時30分。
経産省と東電の担当者着席。
議員会館の多目的ホールは、黄色、みどり、ピンク、黒のTシャツで埋まる。
相変わらずの答弁に終始する経産省、東電。
「面積の拡大」分は、支払いを拒否。
ー事故後の規模拡大は、経営判断としてなされており、賠償対象外と考えます。
さらにこう答えた。
ー事故を踏まえれば、拡大の判断はないと思います。
この回答に、会場は騒然。
後日、経産省との直談判を取り付ける。
帰りのバス。
参加者の表情が晴れ晴れとしている。
特初参加の会員の表情がいい。
感想もいい。
ー生まれて初めての経験だった。帰って、家族にちゃんと話したい。
ーたたかいは、長くなると覚悟した。また、きます。