やってしまいました。
雨前に刈ろうと田んぼに入った途端、
コンバインが田んぼにはまる。
必死に抜けようとモガイタ末、
コンバインのキャタピラーがはずれてしまった。
雨は強くなるし
まったく泣きっ面に「雨」。
農協SSに手立てを相談しに行ったが
「困ったね。人がいねぇし・・・・・」
せめて、状況を確認しに着てくれといったが
埒があかず。
クボタのWさんに連絡がつき
現場に行ってもらうことで話がつく。
とにかく、ユンボの手配。
近所のHさんにローダーの手配を依頼。
ローダーがちょうどあいているとの連絡。
早速手配。
クボタWさん。
「最悪だない。こういうケースは初めてだ。」
「最悪もなにも今、ユンボもって行くから・・・・・」
ユンボ到着。
とりあえず、ユンボではずれたキャタピラーを取り外す。
コンバインが乗り上げた田んぼの畦をスコップで掘る。
コンバインが浮き上がる。
「ボッコチもしょうがねぇな。共済入ってからいいべ」
キャタピラーをはずす、さらにコンバインを吊り上げる。
「ダメだ。これ以上あげっとコンバインたおれっちま・・・」
「いいがら倒れるまであげるしかねぇ」
緊迫したやり取りが続く。
雨もだんだん強くなる。
浮き上がったコンバインにキャタピラーをはめる。
このキャタピラーが重い。
3人でようやくはめる。
しかし、うまく駆動輪にはまらない。
「コンバインまわしてみっぺ」
「うまくいぐがなぁ」
「やるしかねぇ」
コンバインの駆動輪が回る。
すると駆動輪にキャタがはまった。
一同顔を見合わせて、笑顔がこぼれる。
作業に携わった4人は全身泥だらけ。
ようやく田んぼから脱出成功。
何度もいいますが、
こうして作った米が1俵1万円にもならない・・・・・
しかし、この状況をみんなが心配して集まってくる。
こうしたらいいとか、ああしたらいいとか
言い合う姿に励まされる。
まだまだ、農村には「絆」がある。
雨が降る田んぼで1時間の修羅場でした。